【解説】濃厚接触者に認定・・・いつ復帰できる?待機期間短縮の動き

【解説】濃厚接触者に認定・・・いつ復帰できる?待機期間短縮の動き

同居する家族が新型コロナウイルスに感染し、自分自身も濃厚接触者に・・・そんな状況の人も増えてきています。感染が拡大するなか、濃厚接触者の社会復帰はどのタイミングでなされるべきなのか?そもそも、濃厚接触の定義とは?そして待機期間短縮の動きについても解説します。

■オミクロン株感染拡大 濃厚接触者の待機期間を見直し

井上貴博キャスター:
濃厚接触者の社会的影響についてまとめていきます。まず“濃厚接触者”の定義からです。厚労省などによる濃厚接触者の定義によると、陽性者が発症した日を起点に、そこから2日前。そして10日後、この間に接触した方は濃厚接触者として認定されます。

では、何をもって「接触」と定義付けするのか。いくつかありますが基本的には▼マスクなしで▼1メートル以内▼15分以上、これを接触の定義にしますということで日本は議論を進めてきました。

そういった中、オミクロン株感染拡大で“濃厚接触者の待機期間を見直していこう”そして“社会生活を維持していこう”という方針になっています。1月28日の段階では、一般の方で10日間の待機期間を、今後7日間に短縮しましょうという最終調整がなされています。
エッセンシャルワーカー、そして医療従事者なども、検査で陰性が確認されれば待機6日目で解除ということにしているわけですが、これももう少し短縮した方がいいのではないかということで、5日目に解除する最終調整がなされています。
オミクロン株の潜伏期間が3日ほどと言われている。だからそこを鑑みて短くしていきましょうということです。

■待機期間が20日間に及ぶケースも

井上キャスター:
ごく普通に起きつつある陽性者の同居家族の待機期間をめぐる問題についてお伝えします。
待機期間が20日になるケースがあります。これは20代の夫婦と生後2か月のお子さんの3人家族で実際にあったケースです。陽性判定を受けたのは妻です。10日間の自宅療養となりました。起点となるのは発症日ですので1月20日。そこから10日間、1月30日までです。生後2か月のお子さんの世話など完全に隔離することは到底できないということで、家庭内での隔離は難しい。夫は検査を受けると陰性でしたが、もちろん濃厚接触者に認定されます。区の衛生課の指示で待機期間は、陽性者(妻)の療養期間10日間にプラスして、さらに10日間。つまり、妻の自宅療養が終わる1月30日を起点に、夫の濃厚接触者としての待機期間が10日間2月9日までが待期期間となり、計20日間社会復帰ができないということです。大変皮肉なことですが、むしろ陽性になってしまった方が社会復帰が早くできるという、今、日本ではこういったルールになっているわけです。

そして、東京都からは濃厚接触者に認定された場合の生活方法について「不要不急の外出はできるだけ控える」「公共交通機関の使用を控える」「通勤通学を控える」ということがメッセージとして発信されています。

■コロナ感染、濃厚接触者の急増で社会に影響が

ニュースでも多く取り上げられていますが社会への影響が出てきています。
例えば郵便局です。1月27日午後3時時点で全国の36局(うち都内7局)が窓口業務休止となりました。全国で郵便局は2万5000局ほどありますので、ごく一部ではありますが、じわりじわりと影響が広がっていく恐れがあるといえます。

鉄道にも影響が出ています。名古屋の「あおなみ線」。運転士5人が陽性、もしくは濃厚接触者に認定されました。1月29日から2月13日まで運行本数を2割ほど減らすことになりました。あおなみ線の運転士は全員で26人ということで、26人中5人ですから全体の2割ほどが出勤できないとなると、やはり運行本数を減らすしか道はないということになってきています。

ホラン千秋キャスター:
社会インフラにも影響が出てきているわけなんですけれども、自宅待機の期間短縮についてどうお考えですか。

インターパーク倉持呼吸器内科院長 倉持仁医師:
一つは、現在、濃厚接触者の認定自体がまともにできていない状況であるということをきちんと認識するべきだと思います。そして、先ほどのご夫婦のような場合には、例えばどちらか一方がお子さんの面倒をみて、早く隔離するというか、別れて生活する環境を作ることで、待機期間を短くできると思います。
それから、実際に接触してしまった場合には、オミクロン株は従来株よりも発症する期間が短いことと、症状も比較的出やすいです。ですから、できれば接触して3日~5日くらい経った段階で検査を受けて、陰性であれば社会生活に復帰する。というようなことがきちんとできるならばそれでもいいと思います。

ホラン千秋キャスター:
濃厚接触者になった場合、不要不急の外出はできるだけ控えるという表現があったんですが、「ここまでは必要最低限だから行こう」とか「スーパーなら行っていいかな」という目安を教えてください。

倉持医師:
これはなかなか難しいところがあると思うのですが、本当に1人で、周りの助けが借りられない場合には、空いている時間帯に短時間で済ませる。一方、コロナのときに何が大事かというと、特にお年寄りや孤立している方が、社会性が保てて、一緒に状態の管理ができることが非常に大事になってきます。例えば元気な友達に買い物を頼んで、会わないように玄関前に置いてもらうとか、そのようなことも有用だと思います。

ホラン千秋キャスター:
この点においては、個人の主観によって「ここまでは大丈夫かな、どうかな」という目安がなかなか見えてこないので、判断が難しい部分なのかなというふうにも感じますね。

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
例えば、仕事によっては休んだのがそのまま収入に繋がって、収入が減るという場合もあり得ると思うので、結構他人事ではないというか、影響を受ける人が多くいると思いますが、待機期間が10日から7日に仮になったとしても、それはそれでまた意見が出てくることなので、結構難しい問題だと思います。本当にケースバイケースで、全部に合わせることはできないのではないかと思うので。
ただ僕は、現状よりはもう少し緩和される方がいいのではないかと思います。

井上キャスター:
自宅で隔離と言われても、そんなに広い部屋に住めるわけないじゃないかということもありますね。
(28日17:26)

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