「ケルベロス」12月に猛威か…変異株“連続感染” 第8波長期化も 医療ひっ迫の恐れ【もっと知りたい!】(2022年11月22日)

「ケルベロス」12月に猛威か…変異株“連続感染” 第8波長期化も 医療ひっ迫の恐れ【もっと知りたい!】(2022年11月22日)

 新型コロナウイルスの変異株「ケルベロス」が、来月には猛威を振るうという予測が出るなか、現場の医師からは、相次いで異なる変異株に感染する“連続感染”を警戒する声が上がっています。

■“第8波”兆し…医師「急に感染者増えた印象」

 ひなた在宅クリニック山王・田代和馬院長:「きょう、体調を崩されたと聞いてね」

 前日から微熱の症状が現れたという男性。この日、医師の往診を受けました。男性はその場で、新型コロナウイルス陽性と診断されました。

 田代院長:「先々週までは週に1、2人だったが、先週は一日4、5人いく時もあった。急に、感染者が増えているという印象があります」

 全国で広がり続けている新型コロナ。21日の新規感染者は、先週の月曜日と比べて5000人近く増え、4万2424人でした。

 東京都でも、先週月曜日の14日から594人多い、4619人の感染者が確認されました。

■回復直後に…“連続感染”で第8波長期化も

 「第8波」の兆しが見られるなか、年末に向け、新たな変異株が流行する恐れがあるといいます。

 国立感染症研究所・脇田隆字所長:「『BQ.1系統』『XBB系統』などが、今後割合が増加する可能性がある。注意が必要」

 現在、アメリカなどで流行している「BQ.1.1株」、通称「ケルベロス」。さらに、アジアなどで広がっている「XBB株」、通称「グリフォン」が日本でも猛威を振るう可能性があるというのです。

 中でも、専門家が注目しているのが「ケルベロス」です。

 先週の時点で、すでに国内のウイルス全体の16%が「ケルベロス」に置き変わっていると推定されています。さらに、12月の第1週、つまり来週中には、全体のおよそ8割がケルベロスに置き換わるという予測もあります。

 現在、主流の「BA.5」と比べて、感染力や免疫を回避する力が強いとされるケルベロス。現場の医師からは“連続感染”を懸念する声が上がっています。

 田代院長:「今は、BA.5で患者さんの数が増えている。そこにまた、絶え間なく“新しい株”が来ると。BA.5にかかった人が、新しく(変異株に)かかってしまう可能性」

 BA.5に感染した人が、回復直後に今度は「ケルベロス」に感染。その結果、1人の診療期間は長くなり、医療現場が逼迫(ひっぱく)する恐れがあるというのです。

 田代院長:「救急医療の機能もパンク・麻痺してしまって、非コロナ・非インフルの方でも、適切な医療にかかれない。そういう事態が起こるのではないかと予想している」

■専門家「ワクチン接種が重要なポイント」

 一方で、国際医療福祉大学の松本哲哉主任教授によると、「ケルベロス」は重症化のリスクは高くないと考えられるといいます。

 その上で、対策の鍵となるのは、やはりワクチンの接種だということです。

 松本主任教授:「新たな変異株が色々出ているが、基本的には『オミクロン株』。早めにオミクロン対応のワクチンを接種して頂くということが、自分の身を守る重要なポイントになる」

(「グッド!モーニング」2022年11月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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