体験談「家庭内感染」はこう防いだ。2歳児感染でも同居の両親感染せず[新型コロナ]【Nスタ】

体験談「家庭内感染」はこう防いだ。2歳児感染でも同居の両親感染せず[新型コロナ]【Nスタ】

子どもの感染が増える中、家庭内での感染対策が重要になってきています。そこで実際に2歳児のお子さんが感染したケースで、同居している両親がどのような「対策」を行ったか、取材しました。

ポイントはマスクの徹底と換気の徹底、お母さんは子どもとの入浴の際はお風呂場でもマスクだったそうです。換気も寒い時期ではありましたが、暖房をつけながら、1時間に15分程度の換気を徹底したそうです。結果的に、お子さんの症状も落ち着き、ご両親は感染しませんでした。その他、6人家族でも感染が広がらなかったケース含めて、「家庭内感染から家族を守る対策」を解説します。

■家庭内感染 対策の難しさとは

南波雅俊キャスター:
新型コロナの家庭内感染が増えています。さらに広がっていきますと、社会機能の停止にも繋がっていく。ですから家庭内であってもしっかりと対策をして、感染をさせないということが大切になってきますが、実際に取材を進めますと対策の難しさ、という声が聞こえてきます。

「小さい子どもが感染した。対策をするのが難しいし、途中から諦めモード」

例えば、2歳や3歳のお子さんが感染しましたら、完全に隔離する、というのはなかなか難しい。

「家族を隔離できる程部屋数がない。家庭内では限界がある」

そんな中これから、小さなお子さんが感染してしまった、それでも感染が広がらなかった。そして、ある程度の人数で暮らしていた中でも感染が広がらなかった例を、対策とともに見ていきたいと思います。

■3人家族で2歳児が感染したケース

南波キャスター:
夫(40代)は職場に出社しなければいけない仕事をしていて、妻(40代)はテレワーク。2歳の娘さんは保育園で感染が広がっていた中で自身も感染、しかも症状も出たということです。

妻は「子どもが幼く隔離が難しい。ただ、夫には絶対感染させないように家の中でできる限りの対策をしよう」と決意したそうです。

まずは基本ですね。「マスク」、これを徹底していたそうです。夫妻に関しては家の中で常にマスクをしていた。娘さんは2歳ですから嫌がるときはあったそうなんですけれども、そういうとき以外は基本的にはマスクは着用しているという状況でした。
そして、2歳の娘さん1人でお風呂にはなかなか入れないという中で、妻が入浴をさせたわけですが、その時も妻はマスクを着けたままだったと言うことです。ここは徹底していました。

そして、「換気」。こちらも使っている部屋は1時間ごとに15分の換気をして、使っていない部屋は常に換気を行っている。
症状も出ている2歳のお子さんがいますから、暖房もつけて温めていて、常に部屋・窓を開放して、というわけにはいかない中でも必ず1時間ごとには15分換気をする、ということは心がけていたそうです。

それから、「消毒」というところもかなり意識はしていたといいます。子どもが触れていたところはこまめに消毒をする。

そして「食事」に関しては、3人別々にとっていた。そして、お子さんが食事をとるときには、妻が食べさせるのですが、その時もマスクはしっかりと着けながらやっていた、ということです。

この他にも対策をしていまして、夫は「娘にはかわいそうだったが、できるだけ会話しないように気をつけていた」ということです。

こういった対策をすることで、2歳の娘さんは感染しましたけれども、夫がPCR検査を行った時も「陰性」で出社ができた、という例がこちらでした。

ホラン千秋キャスター:
この今の対策をご覧になっている方の中にも、「うちもやっていたけども感染してしまった」「うちは大丈夫だった」、様々な家庭があると思うのですが、感染する家庭としない家庭と、その差っていうのはどこから出てくるのでしょうか。

国際医療福祉大学 松本哲哉 主任教授:
やはりこれだけ大変な思いをして、ずっと日々やらなくてはいけなくなると、だんだん諦めてくるわけですね。ですけれど、ここで実際に成功した例っていうのは、本当に頑張ってやり遂げたというところがあると思います。少なくともずっとマスクを着け続けて、お子さんも大変だったかもしれないけれども、できる限りやって頂いて、そして換気もちゃんとやったということと。特に感染してはいけない夫はなるべく離れていたということで。

おそらく実際に対策をやらなくてはいけないのはせいぜい1週間。場合によっては5日間くらいの期間なんですけれども、だんだん徹底できなくなるわけですね。特に小さいお子さん1人だけで、ずっと部屋にいて下さいというのはまず無理なので。

やっぱり大体親がついていないといけないし、そうすると、ちょっと気が抜いた時に感染してしまいます。でも、ずっとちゃんとマスクを着け続けたということ、なるべく喋らなかったということも本当に良かったと思いますけれども、なかなかこれは難しいというのが率直な感想ですね。

井上貴博キャスター:
2歳児のマスクは今議論にもなっていますけれども、ご家庭の対策は対策で、あとは自治体と政府の政策面からいうと、子ども達への対策を強いるよりもハイリスクな方をどう守っていくか、ハイリスクな方に対する対策の方が重要なのではないか、という声も上がっていますが、そのあたりはいかがですか。

松本教授:
子どもさん達に無理にマスクを強いて、感染を抑えようというのは現実的には多分難しいだろうと思うんですよね。ただ、お子さんの中にも、実際に病気をお持ちの方はいます。そういう子は守らないといけないので、我慢してマスクをしてもらう必要があるかもしれませんけれども。
一般には、皆がしましょう、というのはなかなか難しいので、そういう意味では、本当に守らないといけない人を守るということは大切な考え方だとは思います。

■6人家族で次男が感染したケース

南波キャスター:
それからもう1つ、6人家族で次男が感染した。ただ感染が広がらなかった、という例も見ていきたいと思います。

家については2階建ての一軒家に住んでいたということです。2階の洋室は完全に隔離が出来て、残り4つある部屋に関しては、それぞれ行き来もあるという状況だったそうです。

まず、80代の祖母は足があまり良くないということで、1階の和室で過ごしてもらいました。そして父母(50代)は2階の寝室で2人で過ごし、そして長女(20代)は2階の自分の部屋。
そして普通に考えますと、感染した次男(10代)を2階の洋室で隔離する、というのがセオリーかもしれませんが、このご家庭では長男(20代)を2階の洋室に隔離して、次男(10代)は1階のリビングで過ごす、という選択をしました。

というのも、長男は大切な試験があったので、長男の隔離を最優先にした、ということなんです。それでも感染は広がらなかった。では、どのような対策をしていたのか、というところを見ていきたいと思います。

まず、「マスク」。こちらも徹底していました。家の中でもマスクを着用し、1人で部屋にいても外さない。

それから「換気」に関しても、次男が常に過ごしているリビングに関しては、換気を常に行いました。

そして「消毒」も、次男が使った所はアルコール消毒。

さらに「食事」に関しては、家族複数人でとることもあったそうなのですが、次男を一番最後にしている。

そして、その他にも対策をしていました。長女は「直接の会話は控え、用事がある時はLINEなどで連絡していた」ということで、このご家庭でも感染は広がらなかったということです。

ホランキャスター:
タイミングによってハイリスクな方がいても、他の方を優先して守っていかなければならないという家庭の事情がある場合もある訳ですね。

松本教授:
やはり、誰を守るか、ということですよね。実際は感染している人を隔離しないといけないのですけれども、受験を控えているという本当に大事な時なので、守らないといけない人を守る、いわゆる「逆隔離」も家族で話し合ってやると。しかも徹底して接触の頻度を減らすためにLINEを使ったりと、こういうやり方をすれば成功するという、1つの良い例なのだろうとは思います。
(07日19:17)

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