山口県の特産品フグ、実は輸出できる国が限られています。
村岡知事らはさらなる輸出拡大を目指し各国への働きかけを国に要望しました。
村岡知事らは農林水産省を訪れ、野村大臣と面会しました。
目的は県を代表する特産品フグのさらなる輸出拡大です。農水省によりますと現在、
国産フグの輸入を解禁している国は、
アメリカやマレーシアなど5カ国のみフグの毒への懸念からほとんどの国が
輸入を解禁していません。
国内の流通量が頭打ちの中村岡知事は
去年、ベトナム政府を訪問しフグをトップセールス。
輸入解禁を検討するとの回答を得ました。
村岡知事は、県と交流が深い台湾も対象に加え規制緩和に向けた協議を
進めるよう要望しました。
=村岡知事=
「フグをはじめどんどん海外輸出できるように政府でしっかりルールを作ってもらって素晴らしい山口の味を国内だけではなく海外にどんどん展開していって山口県の産業の活性化につなげていきたい」
県では東アジアやアセアン地域をターゲットに県産品の海外展開を進めていて
去年までの5年間で輸出品目は約4倍、輸出先も13の国と地域に拡大したということです。