厚生労働省は、新型コロナの感染症法上の位置付けが2類相当から季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行してから初めて「定点把握」による全国の感染動向の分析を発表しました。
厚生労働省によりますと、今月14日までの1週間で全国の1定点医療機関あたりの患者報告数は、「2.63人」でした。
「5類」に移行され集計方法や検査数などが変わったことが前提ですが、前の週と比べると、およそ1.5倍に増加しています。
この結果を受けて国立感染症研究所の鈴木基感染症疫学センター長は、「感染状況は緩やかではあるが拡大傾向と言える」としています。
一方、入院患者数は2330人で、前の週の2385人から減少しています。
8日に新型コロナが「5類」に移行したことで、週1回、医療機関からの患者数の報告をまとめた「定点把握」による数字が発表されることになっています。
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