【解説】経緯は?症状は?オミクロン株”市中感染” 封じ込め強化

【解説】経緯は?症状は?オミクロン株”市中感染” 封じ込め強化

22日、日本国内でも初めて新型コロナウイルスのオミクロン株の市中感染が確認され、23日も新たに京都で市中感染が確認されました。政府は封じ込め策の強化を発表しています。

■京都でもオミクロン株の市中感染

まずは、23日に行われた緊急会見で、京都府の西脇知事は「本日、京都府におきまして、初めて海外渡航者とリンクのないオミクロン株陽性の方が、1名判明いたしました。この方は、山城北保健所管内にお住まいの20代の女性で、海外渡航歴は確認されておりません」と述べました。

23日、京都でオミクロン株の感染が分かったのは、京都府京田辺市在住の20代女性です。海外渡航歴はなく、感染経路は不明で大阪に続く市中感染とみられています。

経緯は今月19日に発症して、翌日に医療機関を受診して新型コロナ陽性と判明しました。23日にオミクロン株と分かりました。症状は軽いものの入院中で、ワクチン2回接種済みだということです。

■大阪の市中感染の詳細は?

一方、22日に分かった大阪の市中感染の詳細をみます。

22日、オミクロン株の感染が確認された家族ですが、30代の夫婦と、10歳未満の女の子で、3人とも渡航歴はありません。感染経路が分かっておらず、国内初の市中感染とみられるケースになりました。

夫婦ともにワクチンは2回接種済みで、3人とも発熱などがあり、父親は18日、母親は19日、女の子は20日に発症し、現在は入院していて、3人とも軽症です。

一家には、他に未就学児の子どもが2人いますが、この2人もコロナ陽性となっています。デルタ株ではなかったので、オミクロン株の可能性があります。

また、父親は、寝屋川市の小学校教員で、発熱前日まで通常通り出勤していました。小学校には濃厚接触者はいないと認定されましたが、休校し、全教職員と全児童にPCR検査を実施しています。このうち教員1人がコロナ陽性で、オミクロン株かどうかゲノム解析をしています。

さらに子どもが通っていた児童福祉施設も休園にして、関係者や入所者に検査を行っていて、他にも市中感染が疑われている人もいます。

このケースとは別で大阪府内の2人が、デルタ株の検査で陰性となっていて、感染経路が分かっておらず、オミクロン株の市中感染が疑われています。大阪府の吉村知事は「オミクロン株の『市中感染がある』ことを前提に基本的な感染対策の徹底をお願いしたい」と話しています。

■政府は封じ込め対策を強化

政府は水際対策を徹底し、オミクロン株が広がらないよう“時間稼ぎ”しようとしてきました。

海外からの入国者で、オミクロン株感染が分かった人を到着日ごとに示しているグラフをみると、日を追うごとに増えていて、19日は25人と最多になりました。

海外から来る人のオミクロン株の数が増えているということは、海外での感染の広がりを感じます。こうしたことを受けて、政府は封じ込め対策を強化します。

22日、岸田総理は具体的な強化策として、以下のことを改めて説明しました。

1.新型コロナ感染者は全員オミクロン株の検査を行う。

2.オミクロン株の濃厚接触者に対して自宅ではなく、宿泊施設に14日間の待機を要請する。

3.ワクチン接種が受けられない人を対象に、全ての都道府県で無料の検査を年内に開始する。

後は、飲む治療薬も積極的に取り入れたいと言っています。

厚生労働省によると、海外から入国した人のオミクロン株の濃厚接触者は、21日午前0時時点で、およそ3400人となっています。
オミクロン株の感染が分かった入国者は、22日発表されただけでも68人いたので、さらに感染者が増えていけば、宿泊療養施設が足りるかどうかの問題も出てきます。

■イギリスのオミクロン株の急拡大は深刻

一方、ヨーロッパのオミクロン株の急拡大も深刻な状況になっています。

イギリスでは、22日に1日の感染者が10万6122人と初めて10万人を超えました。感染が特に深刻なロンドンの感染者数のグラフをみると、青がデルタ株で、赤がオミクロン株を示しています。今月に入って、オミクロン株が拡大し、感染者が増えています。

感染者に占めるオミクロン株の割合の折れ線グラフをみると、新規感染者の9割がオミクロン株です。この影響で、ロンドンの入院患者は、この1か月で2倍近くに増加しています。ただ、イギリス全体の死者は、今のところあまり変化はないということです。

イギリスでは、すでに3000万人以上が3回目の追加接種を済ませていて、こうしたことも死者数の抑え込みに効果を発揮しているとみられます。

■オミクロン株の特徴が分かってきた

こうした中、オミクロン株の特徴について少し詳細がみえてきました。WHO(=世界保健機関)の技術責任者によると、オミクロン株は肺など下気道ではなく、鼻やのどなど上気道でウイルスが増殖しやすいことが分かってきました。鼻やのどなど上気道で増殖しやすいということは、外の空気に近いところで増えやすいということなので、呼吸や咳などで感染させやすいと考えられます。

オミクロン株の市中感染は時間の問題とみられていましたが、ついに日本でも確認されました。海外のデータなどでオミクロン株は入院のリスクが低いとも言われていますが、同時に結論を出すにはまだ早いともされています。現時点では、リスクを過小評価することなく、できる対策を続けていきましょう。
(2021年12月23日放送「news every.」より)

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